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週に二度三度と眺めにゆく法起寺三重塔。同じ国宝でも、場所も時代も近い法隆寺五重塔の端正な美しさとは対極にある存在。ほとんど「不細工」といってもよいその姿がいつも目に刺さってくる。結局のところ、純粋さpuretéとはこういうsauvageなものなのかなあと思えてくる。そこには「完成」とか「調和」にはほど遠い大きな欠落があるような気がしてならない。薬師寺の塔を造った建築家は、その危険な本性をごまかすために裳階(もこし)を追加せざるを得なかったのではないか?(フランス文学の研究をしているのに、とにかく美術が苦手な私のたわごと)
 
 
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